マカエキス末のメリット・デメリット

マカを成分にしている栄養ドリンクや健康食品はたくさんあります。
その原材料と成分を見てみると、有機マカ粉末、マカエキス末、黒マカエキス末、生マカ原末と分けて記載されていることがあります。
すべてマカのことなのに、なぜ分けて記載しているのでしょうか。
それぞれの違いについて調べてみました。

まずマカ粉末は天日干ししたマカを粉末にしたもので、成分は元のままです。
エキス末は、生のマカまたは乾燥したマカを使い、主成分などをエタノールを使って抽出したものなので、栄養成分には若干の偏りがあるようです。
これはサプリメントやカプセルに使用する際に、主成分であるグルコシノレートを配合しやすいようにしているためです。
そのため、全成分を数倍に濃縮しているのとは違う解釈になります。
マカ原末は生のマカを天日干しして粉末にし、そのまま販売されているものです。
マカ１００％粉末などの記載になっていることもあります。
マカ原末は古くから行われていた製法のためか、高品質なマカでも比較的安価です。
マカエキス末は製品化するための原料販売でも一キロ当たり18000円から50000円前後の価格になり、製品になれば当然高価なものとなります。
ただし主成分の含有量の違いから、一日分の飲用量は原末よりエキス末のほうが少なめです。

そして飲みやすいのはエキス末のタブレットやカプセルで、原末は特有の苦みから初心者にはそのままでは飲みにくいものになっています。
原末を長く飲用している方は、料理に混ぜたり、飲み物に振りかけたりして工夫されているようです。